今日の松本市は快晴で風も穏やか、とてもすごしやすい天気でした。
昨年ブランド名を漢字から平仮名表記の「くさわけ」とし新たにロゴをデザインしてもらいました。
しつこいですがこれももちろんYANOBIデザインです。
とても自然で優しい文字の形がくさわけの作る香り、草根木皮への向かい方と重なり改めてよい形だなと思う。
「くさわけ」
改めてお話しするとこの名前は
「草分け」という先駆者的な意味合いではなく
「草根木皮それぞれの譯(わけ)をくみとりととのえる」
という僕が商品を作る際に背骨となる考えから名付けた。
いや。
と思っていたが、よくよく考えると「くさわけ」という音から始まったことを思い出した。
ブランドが動き出す前、商品の試作を重ねていた段階。
「そろそろ完成しそうなのでブランド名を考えねば。」
というときなんとなしに色々な言葉を調べていた。
そんなときに珍しくもなんともない「草分け」という言葉が目についた。
この文字が持つ意味合いは強すぎて好ましくなかったが言葉の響きと「草」という漢字になぜか惹かれた。
「分け」の部分にいい漢字があれば成立すると思い調べた結果「訳」の旧字の「譯」にたどり着いた。
もはや「草の譯」から考え辿り着いたのか、「譯」からの意味を考えてできあがった言葉なのか覚えていないがなんとかブランド名兼商品名が完成した。
ブランドとしても商品名としても「草譯」としていたが「どういうことなのか?」とよく訊ねられる。
確かに分かりづらいなと思う。
そこでYANOBIの井出八州さんに「新たにロゴを作りたい」と相談した際に出来上がったのが平仮名表記の「くさわけ」だ。
イメージだけは伝えて後は全てお願いしていた。
「筆で描いたような」ということは伝えていたのだが内心心配していたのは「ギュッと搾ってザっと払う!」みたいな所謂「筆で書きました!」というのになったらどうしよう。ということだ。
そういう物は好きだしかっこいいと思うがくさわけのイメージとしては「日本」的すぎるし力強さが過ぎる。
と思っていたところにこの形を提案されたものだから一発で心を射貫かれたようだった。
デザインするってこういうことなんだと。
自分も飲み物で人をこんな気持ちにさせられるようにと強く思ったのでした。
あれ?
ロゴの話かYANOBIのはなしかわからなくなりましたが「相手が望んでいるけど言葉にできていないもの」を作りたいなということです。
お陰様でギフトボックスの御注文が増えています。
有難いですね。
簡易ですがラッピングも承りますのでお気軽にご注文ください。
今日もありがとうございました。