桜の収穫。
いってきました。
お花見で見るような品種とは違い、園芸用に改良された品種のようです。
枝はすらっと地面から直線的に伸び、目線の高さ程のところから花がついているので非常に収穫しやすかったです。
南向きの斜面に桜畑があり、ほんのり風が冷たい。
枝物として出荷するように、この辺りでは栽培が盛んだった時期もあるようですが管理の過酷さや高齢化に伴い農家さんも手を引いているようです。
一度枝を切ると次に花をつけるのに5年程かかるらしく、5か所の畑をもち、年により収穫場所を変えているとのこと。
苗木が小さい時は雑草の管理も大変なのでほとんどの農家は薬を撒いて対応するようですが、今回お話しをいただいた農家さんは薬を使わずに管理をしているそうです。
やや小ぶりな深いピンク色が目を引く花。
一つ摘んで香りをかぐ程度ではほとんど何も感じることができないけどまとまった量になると奥行きのある品の良い香りを感じることができます。
今回は4人で1時強収穫を行い260gほど収穫できました。
午後、製造所に戻り早速試作。
今回は水の量に対する桜の量を変更したものを3種と蒸留水を作ってみました。
15%、10%、5%の3種類。
砂糖とレモン果汁の量は同じ。
完成したものの色合い、15%と10%は本能的に「綺麗だな」と感じるような桃色。
花の時よりも色は濃く出ました。
5%になると途端に淡い色になり、主張の穏やかな繊細な色合いでした。
少しおいて週明けに試飲したいと思います。
今日もありがとうございました。