本を買った。
雪に関する文化の本。
まだ少ししか読んでいないので全貌はつかめていないが雪にまつわる地域の歴史やそこに暮らす人々のこと、またはスポーツのことまで幅広く。だけど特別な濃密さを感じる独自の空気感を持つ本。
その中で特に残る話が合った。
風力発電の風車建設に関する話だ。
そこに風車を建てるにはなかなかな大きさの風車を運ばないといけない。
そのためには道の上空にかかる木々の枝を伐採する必要がある。
というところから始まる。
伐採は確定事項であくまで「説明をする」だけということ
そこに異議を唱えてもおそらく計画の変更は無かっただろう。
行政からの認可はおりている。
後は地域住民に「説明」さえすれば流れとしてはいいのだろう。
伐採予定の木々の枝はそれが見事に道に覆いかぶさり、さながらトンネルのようになり季節ごとの素晴らしい風景を生み出していたそうだ。
ただその風景を知る人はごく限られた人だけで公にこの話が公表され話題になるようなところでもないらしい。
再生可能エネルギーの為にそこにある自然を破壊していく。
その破壊された自然のことは大多数の人には知られず、「環境に優しいエネルギー」というものがうまれていく。
どれだけのエネルギーが欲しいのか。
そんなことも決めずに「まだ必要だ」「足りていない」と言い続ける。
そうして自然を再生できないような状態にしていく。
たかだか何十年かで死んでしまうのに。
子供たちは生きていくから人間としての生活はそれ以上に続いていくがどこかで自分自身の生活に上限をもうけないとどれだけ木を切っても、海を埋め立てても足りなくなってしまう。
自分の生活圏外のことは関心がありつつも行動には起こさず、そこを犠牲にして手に入っていることも当然のように受け取りる。
だけどいつかは自分の地域が、生活圏が犠牲になる。
まずは自分の地域に関心を持つようにしよう。
SDGズのような言葉のかっこよさみたいなものじゃなくて当たり前のことをやっていこう。
反省。
今日もありがとうございました。