寒くないけど雪が降って、なんだか不思議な日でした。
今日は瓶詰めの日。
一晩寝かせたものを濾して瓶詰めしていく。
この「濾す」という工程が瓶詰日の山場となる。
くさわけでは飲む際に喉に引っ掛かりを作りたくない。
素材感があるとそれらが沈殿し飲み干す際に集中して口に入る。
それが強烈な違和感や見た目の良さにも関係してくる。
そして何より咽る。(歳を重ねるごとにどんどんと)
なので200メッシュの網を使い濾している。
このメッシュという単位は1インチ(2.54cm)の間にマスの数がいくつあるかを表している。
つまり200メッシュとなると2.54cmの間に200のマスがあることになる。
一般的なザルが11-14メッシュ
裏ごし網で細かくて65メッシュほど
となると200メッシュがどれほど細かいか想像してもらえるだろうか。
草譯はすりおろした状態の生姜などを煮出してる。
濾し網を通そうとしても全く通らない。
製造所の移転前は知恵を絞りつつもひたすら人力で作業をしていた。
どう考えてもこの工程がボトルネックになっている。
なので移転に際し機械化することにした。
色々なワードで検索をかけるがちんぷんかんぷん過ぎて全く狙いが定まらない。
「濾過」するということで大まかに「遠心力」「振動」「圧力」という分類に別れることが何となくわかってきた。
遠心分離機は高価すぎる
振動では効率的でない(くさわけの場合)
残るは「圧力」
するとさらに「固液分離機」というワードが目に入り、何となくこれだなと思った。
早速問合せテストを行うことに。
思っていたようなことができることがわかり安心する。
ただやはり200メッシュとなると細かすぎて機械ではできない。80メッシュが限界だと言われる。
残念だが仕方ない。
80で機械が濾したものをさらに人の手で200を通す。
「機械化とは一体、、、」と思うがそれでも格段に作業時間は短縮され労力もかからなくなった。
全行程人力の場合は720ml300本分を濾すだけで6時間必要だが今は3時間あれば終わる。
精神的にも肉体的にも楽になり少しは報われた。
ただ清涼飲料水の製造を小規模でやるようなところもあまりなく、小規模用の機械がない。
固液分離機も現状完全にオーバースペックだ。
導入前は弱気になり何度も諦めかけたが、結局やるしかないと思い決断した。
なので「この機会があって生産がギリギリ間に合う」という状態になるよう頑張ります。
変わらずギフトの御注文を沢山いただきありがとうございます。
是非オリジナルボックスをお求めください。
ベルガモットも販売開始しました。
今日もありがとうございました。