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昨日の「書く」ということについて

昨日の「書く」ということについて

最近イベントでお会いした方が新商品を作るまでに考えたことや感じたことを残しておくと良いという話をしていた。

当然と言えば当然だが自分としては目から鱗だった。

そういう考えは全く無かった。

丁度いま新商品の試行錯誤をしているところなので記録していこうと思う。

 

くさわけブランドとして定番の商品を4種にしたいと思っている。

とくに理由は無いが4種あればバランスが良い。

多すぎず少なすぎずという感じもする。

陽をリリースしてしばらく経ったのでそろそろ新たな定番品を出したい。

草譯を作ったときは「コーラ」でも「ジンジャーエール」でもない新たな香りの飲み物を作りたいと考え、中心となるスパイスにカルダモンを選んだ。

陽の時は「カシア」という植物に着目しその香りを最大限活かすように努めた。

 

この2種の商品はそれぞれ「カルダモン」「カシア」を際立たせている。

そのため「香りが強すぎる」というような理由(建前かもしれないが)で取り扱いを断られることが多い。

それは主に和食の場合にある。

 

確かになと思う。

 

日本の伝統的な建物、食事と合わせるには主張があり過ぎるのかもしれない。

 

自分がそのような空間であればどのような物を飲みたいか考えた。

 

「何の香りかわからないが、穏やかで上品で控えめな香り。だけど素材の名前を聞くと特徴をつかむことができ、なるほどと思えるようなもの」

 

口にしたときにインパクトが強すぎない物の方がいい。

だけどいい香りだし記憶には残したい。

素材が和えられ新たな香りを生み出している。

が、素材の名前をきくと一つ一つがほぐれ理解できる。

帰り道に「あの飲物美味しかったけど何やったんやろ」と思い出すぐらいの存在感。

 

そんなことを考えて試作を進めています。

 

今までではじめて素材ありきではなく、シチュエーションからの想像での組み立てになっています。

 

現段階での素材選びについてはまた後日。

 

今日もありがとうございました。

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